【安(やす)きに居(お)りて危(あやう)きを思う】と訓読みされまして、
平穏無事な時にも、万一のことを思って常に用心をすることが大事である、という意味です。
『春秋左氏傳』襄公十一年のところにでていまして、原文は【居安思危】ですが、訓読み風の
【安居危思】が一般的によく見られます。
【居安思危】のあとに、有名な【有備無患:備え有れば患え無し】が続きます。
書曰、居安思危。逸書。
書に曰く、安きに居りて危うきを思え。
書経にある通り、平穏無事な時にも、万一のことを思って過ごしなさい。
思則有備。有備無患。
思えば則ち備え有り。備え有れば患え無し、と。
常に万が一のことを思っていれば、それに対する備えもできてくる。
備え有れば患え無し、と言うではないか。
オリンピック・パラリンピック
無事に終わりますように。