【山高く水長く】と訓読されます。
山が高くそびえ、川が長く流れる様子から、高潔な人は徳があり、人に長く仰がれることの形容です。
【山高】は、山がどっしり高くそびえる様子です。功績や徳の高さから、人に仰がれることの例えです。
【水長】は、川の水が絶えることなく流れる意味で、長く尽きることのないたとえです。
出典は范仲淹(ハンチュウエン)の「厳先生祠堂記」です
北宋の范仲淹(989-1052)が、後漢の厳光(ゲンコウ)(前39-41)の人徳をほめたたえた言葉です。
雲山蒼蒼、江水泱泱。
雲山(ウンザン)は蒼蒼(ソウソウ)、江水(コウスイ)は泱泱(オウオウ)たり。
雲にそびえ立つ山は、青々とし
先生之風、山高水長。
先生の風、山高く水長し。
先生の遺風は、高潔で遍く伝わっていく。