【大道は器ならず】と訓読みされまして、徳のある大人物は、何事も広く深く理解し、人々に大いなる影響を与えるという意味です。
『礼記』學記篇に見られる四字熟語です。
君子曰 大德不官、大道不器、大信不約、大時不齊。
君子曰く、 大德は官せず、、大道は器(キ)ならず、大信は約せず、大時は齊(ひと)しからず。
君子が言うには、
大人物には特別の才能が必要なく
徳のある人は、こせこせしてない
信義の厚い人に、約束事など必要ない
長い時間の中(の現象)は斉しいものではない。
察於此四者、可以有志於本矣。
此の四者を察(あきらか)にすれば、以て本に志す有る可(べ)し。
以上四例の意味を明らかにすることによって、
終生「学び」が必要であることを知るであろう。