【冷眼もて人を観(み)る】と訓読みされまして、冷静な眼で人物を観察することを表します。
『菜根譚』前集204条にある言葉です。
冷眼観人、
冷眼(レイガン)もて人(ひと)を観(み)、
冷静な目で人物を観察し、
冷耳聴語、
冷耳(レイジ)もて語(ゴ)を聴(き)き、
冷静な耳で人のいうことをよく聞き、
冷情当感、
冷情(レイジョウ)もて感(カン)に当(あた)り、
冷静な感情で人の心を動かすものに対処し、
冷心思理。
冷心(レイシン)もて理(リ)を思(おも)う。
冷静な心で道理を考えるようにする。
全てにわたって冷静に対処することをすすめています。