【明徳を明らかにするに在り】と訓読みされまして、大学で学ぶべきことの基本である、と儒学では言ってます。
『大学』というのは、孔子の門人:曾子の作といわれてまして、書物の名前でした。
それが漢の武帝の時、儒学を国教にしまして、学びの場としての「大学」が設置されました。
大學之道、
大学の道は、
大学で学ぶべきことは
在明明徳、
明徳を明らかにするに在り、
輝かしい徳を身につけて(それを世界に向けてさらに)輝かせることであり
在親民、
民を親しましむるに在り、
国民が親しみ睦み合うようにすることであり、
在止於至善。
至善に止まるに在り。
こうしていつも最高善の境地に踏みとどまることである。