むさぼる心がなく邪念がないこと、そうして、人にはへりくだって自分を抑えることができる人。
公務員の守るべき、『六事十二字』を佐藤一斎先生が示してくださいました。
【廉清謙抑】は五事:廉清 と六事:謙抑 を組み合わせて作られた四字熟語です。
『言志後録』197条に記載があります。
原文 敬忠。寛厚。信義。公平。廉清。謙抑。六事十二字。居官者所守宜。
訓読 敬忠、寛厚、信義。公平、廉清、謙抑の六事十二字は、官に居る者の宜しく守るべき所なり。
敬忠:ケイチュウ。 君主(国民)を敬い、(国民に対して)忠義を尽くすこと。
寛厚:カンコウ。 心が広くおだやかなこと。
信義:シンギ。 誠実で行いの正しいこと。
公平:コウヘイ。 かたよらず平等であること。
廉清:レンセイ。 むさぼる心がなく邪念がないこと。
謙抑:ケンヨク。 (国民)にはへりくだって自分を抑えることができること。
以上に示した六事項十二字は、公務員たる者よく守るべきものである。
2月13日は、『地方公務員法施行記念日』です。
昭和26年(1951年)のこの日、地方公務員法が施行されました。