No.1479 【志則美矣】 しそくびい
【志は則(すなわ)ち美なり】と訓読みされまして、その志は甚だ立派である。と言う意味になります。
佐藤一齋先生著『言志後録』46条の言葉です。
実学人。志則美矣。
実学の人、志は則(すなわ)ち美なり。
実行を学問の目的とする人は、その志は甚だ立派である。
然往往禁読書。
然(しか)れども往往(オウオウ)にして読書を禁ず。
しかしながら、往々にして読書をしない(これでは本当に学問をする人とはいえない)。
是亦因噎廃食。
是(こ)れ亦(また)噎(エツ)に因(よ)りて食(じき)を廃(ハイ)するなり。
これは丁度、むせたからと言って食をとらないのと同じである。