【疾風怒雨】は、暴風雨の意味です。反対は【霽日光風:セイジツコウフウ】で晴れた穏やかな日です。
『菜根譚』前集6條に、一日でもいいから、喜び楽しむ気持ちをもつように、と言う記載がありました。
疾風怒雨、
疾風怒雨には、
嵐の日は
禽鳥戚戚。
禽鳥(キンチョウ)も戚々たり。
鳥までも寂しく悲しげで、
霽日光風、
霽日(セイジツ)光風には、
晴れた穏やかな日は
草木欣欣。
草木も欣々(キンキン)たり。
草や木も楽しげです。
可見天地不可一日無和気、
見るべし、天地に一日も和気なかるべからず、
自然にはたとえ一日でも穏やかで和らぐ日がなければならないし、
人心不可一日無喜神。
人心に一日も喜神なかるべからず。
人の心もたとえ一日でも天真爛漫に喜ぶ気持ちがなければならないのです。