ゲーテは死の直前まで『ファウスト』第2部の完成に精力を注いでいました。
完成の翌1832年3月22日にその生涯を終えました。
最後の言葉は、「もっと光を!(Mehr Licht!)」と伝えられています。
ゲーテの最後の言葉であるから何か特別な意味があると思われそうですが、部屋が暗いのでカーテンを開けて欲しいという意味だったそうです。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749年8月28日~ 1832年3月22日)は
ドイツの詩人、劇作家、小説家、政治家。
ドイツを代表する文豪であり、
小説『若きウェルテルの悩み』、『ヴィルヘルム・マイスターの修行時代』。
叙事詩『ヘルマンとドロテーア』。
詩劇『ファウスト』など広い分野で重要な作品を残しました。
1749年 フランクフルト市に生まれる。
1765年(16歳)法律を学ぶためライプツィヒ大学に入学。
1767年(18歳)戯曲『恋人の気まぐれ』を書く。
1769年(20歳)喜劇『同罪者』執筆。
1770年(21歳)シュトラースブルク大学に入学。劇『ファウスト』の執筆に取りかかる。
1774年(25歳)『若きヴェルテルの悩み』完成。
1787年(38歳)韻文劇『タウリスのイフィゲーニエ』完成。戯曲『エグモント』を完成。
1806年(57歳)『ファウスト』第一部完成。
1812年(63歳)7月、ベートーヴェンに会う。
1820年(71歳)ブレスラウの劇場で『ファウスト』初演。
1825年(76歳)イェーナ大学より、哲学、医学、神学の学位。
1829年(80歳)8月、80歳生誕祝賀会。ワイマル劇場で初めて『ファウスト』上演。
『ウィルヘルム・マイスターの遍歴時代』完結。
1832年(83歳)3月22日 逝去。