夫が外で十分に働けるように、妻が家庭内で陰ながら助けることです。
妻が家庭を守っているからこそ、夫は外で確りと働け、成果を挙げることが出来る、という意味の言葉です。
日本で作られた言葉のようです。
土佐国高知藩主、山内一豊は妻千代の、嫁入りの持参金で高価な馬を購入しました。その馬が、主君織田信長の馬揃えの際に信長の目に留まり、それが元で一豊は加増されたそうです。
この話が元になって【内助の功】が生まれたという説もあります。
清の学者翟灝(テキコウ:1736-1788)により編纂された、出典を明示した三十八巻の百科事典『通俗編』にでている【内助の功】の表現です。
家有賢妻、丈夫不遭横事
家に賢妻有れば、丈夫は横事に遭わず
家に賢い妻がいれば、夫たる者は不正な事件に出会うことはない。
11月3日 文化勲章の親授式が、皇居・宮殿でありました。
式典後、ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった北里大特別栄誉教授の大村智先生は、15年前に亡くなった妻・文子(ふみこ)さんの写真を持参。
「本当にありがとう。おかげで文化人の仲間入りをさせてもらいましたよ」。
そう報告したいと笑顔で語られました。