【自(みずか)ら彊(つと)めて息(や)まず】と訓読みされまして、
自ら励み一生懸命になっていることを表す四字熟語です。そんなとき、その人は光り輝いて見える、と一齋先生は言ってます。
『言志後録』3条に記載されています。
自彊不息時候。
自彊不息の時候、
人が自ら励み一生懸命になっている時は、
心地光光明明。
心地光光明明なり。
その心は光にみちて明るく、
何妄念遊思。
何の妄念遊思有らん。
少しもつまらない考えとか遊ぼうとする気持ちはなく、
何嬰累罣想。
何の嬰累罣想有らむ。
また心にかかるわずらいや気にかかる思いなどはないものである。