【悖（もと）りて出（い）ずれば、悖りて入る】と訓読みされまして、
道にはずれた言葉を口から出すと、また道に外れた言葉が他人から返ってくると言う意味です。

四書の一つ『大学』の第6章にでている語句です。

　　是故言悖而出者亦悖而入
　　是（こ）の故に言（ゲン）悖りて出ずれば亦（また）悖りて入り
　　　　　道にはずれた言葉を口から出すと、また道に外れた言葉が他人から返ってくる

　　貨悖而入者亦悖而出。
　　貨（カ）悖りて入れば亦悖りて而ず。
　　　　　道にそむいて手に入れた財貨は、また道にそむいてでてゆくものだ。

【悖出悖入】の前段で、為政者は先ず「徳を愼め」の記載が有ります。
人徳のある人が、政治に関わるように、と言うことなのでしょうか。