【法は貴(たか)きに阿(おもね)らず】、と訓読みされまして、
どんなに身分が高いからと言って、その人に都合の良いような判決が為されることは有りません。
そもそも法治国家で有る以上、国も国民も法に従って、法を守って生きていかなければなりません。
今から二千年以上も昔。韓非子は自著【韓非子】有度篇で、法治主義を唱えています。
諸子百家の「法家」成ればこそです。
法不阿貴、
法は貴(たか)きに阿(おもね)らず、
法は貴い身分の人にもへつらうことはない、
繩不撓曲。
繩(ジョウ)は曲がれるに撓(たわ)まず。
墨繩(すみなわ)が曲がった木だからといって自分を曲げないのと同じだ。
法之所加、
法の加わる所は、
法が適用されたとなると、
智者弗能辭、
智者も辭(ことば)すること能(あた)わず、
どんな智慧者でも言い訳をすることは出来ず、
勇者弗敢爭。
勇者も敢えて爭わず。
どんな勇者でも爭うことはできない。
世界の法の日
1965年(昭和40年)の9月13日、ワシントンで「法による世界平和」についての国際会議が開催されました。国際間に法の支配を徹底させることで世界平和を確立しようという宣言が採択されました。
おそらく隣の国は参加されていなかったんでしょうね。