【衆議】の意味は多くの人が議論をすることです。一つにまとまった結論を出すことまでは要求されてません。
【一決】は一つにまとまるという意味です。
【衆議一決】で、多くの人が議論をして、一つにまとまると言う意味になります。
諸葛孔明の『出師表(スイシのヒョウ:臣下が出陣する際に君主に奉る文書)』の中で
「将軍向寵(ショウチョウ)は、性行善良で分け隔てがなく、軍事に精通しています。かつて彼を試
用してみたとき、先帝は彼を有能であると賞賛されました。このため、衆議は一決して彼を都督に
任じたのです。」という記述があります。
【衆議一決】と
同義の四字熟語に
【異口同音(いくどうおん)】:多くの人が口をそろえて、同じことを言う。
【満場一致(まんじょういっち)】:その場にいる全員の意見が一致すること。
対義の四字熟語に
【甲論乙駁(こうろんおつばく)】:互いにあれこれ主張して議論がまとまらないこと。
【賛否両論(さんぴりょうろん)】:賛成、反対に二分されること。
【諸説紛紛(しょせつふんぷん)】:さまざまな説が入り混じって乱れるさま。
【議論沸騰(ぎろんふっとう)】:いろいろな説がわき上がること。
【議論紛々(ぎろんふんぷん)】:さまざまな意見が入り乱れること
【議論百出(ぎろんひゃくしゅつ)】:活発に議論されること。
【衆議院】は多くの人が議論をする場所。そもそも、まともな結論が期待できる場所ではない
ようです。
【参議院】は更に質(たち)が悪く、相談にあずかる、すなはち相談されれば、お話を聞きましょう
という場所のようです。
昔から勝手なことの言い合いばかりだったんですね。
消費税増税について党内を、一つにまとめられないのは、当然のことなんですね。