ヘンリー・フォード(1863年7月30日~1947年4月7日)は、アメリカの企業家で自動車会社フォード・モーターの創設者です。
工業製品の製造における大量生産の方式を開発し、自動車を大衆に普及させるのに多大な貢献を成し遂げました。
カール・ベンツが自動車の産みの親であるなら、自動車の育ての親はヘンリー・フォードで有ると言われています。
1879年(16歳)フォードは家を離れ、近くの都市デトロイトに見習い機械工として就職しました。
1888年(25歳)クララ・ブライアントと結婚しました。
1903年(40歳)フォードは11人の投資家と共に、28,000ドルの資金でフォード・モーター・カンパニーを
創設しました。
1908年(45歳)T型フォード発表。
T型フォードは、世界で累計1,500万台以上も生産されました。この生産台数を可能にしたのは流れ作業による大量生産技術であり、これにより、販売価格を低く抑えながらも販売数量を拡大することにより、企業利益を確保するという考え方を実現できるシステムでした。
発売当時、手作りの自動車が3,000ドルから4,000ドル、同クラスの他メーカーの自動車でも1000ドル近い価格であったのに対し、T型フォードは850ドルの低価格でした。
1919年(56歳)フォードは社長の座を息子のエドセル・フォード(1893-1943)に譲りました。
1947年(84歳)第二次世界大戦が終結した2年後に死去しました。
2012・3・25 記