【断じて敢行(カンコウ)すれば、鬼神も之を避く】の後半を四字熟語にしたものです。
『史記』李斯(リシ)列伝を出典としています。
断而敢行、鬼神避之。
断じて敢行(カンコウ)すれば、鬼神も之を避け。
断固たる決意をもって行動すれば、鬼神でさえ道をよけ
後有成功。願子遂之。
後に成功有り。願はくは子之を遂げよ。
後に成功があります。どうか遂行なさってください。
秦の始皇帝の死後、宦官(カンガン)の趙高(チョウコウ)が陰謀を画策し、始皇帝の次男(胡亥:コガイ)を唆し長男(扶蘇:フソ)を殺させて帝位につかせました。
この決断を迫った時の言葉が、【断じて敢行すれば、鬼神も之を避く】です。
新国立競技場は造る前から問題があり、造ってからも数々の問題が想定されています。
『現状案を破棄し、最善案を至急作成する』決断をしなければ、
莫大な負の遺産を造ってしまう。と謂われています。
この決断をするのは国を代表する首相しかいません。
【断じて敢行すれば、鬼神も之を避】けます。