後の世まで人々から尊敬され師と仰がれる人のことを言う四字熟語です。
伯夷(ハクイ)と柳下恵(リュウカケイ)を譬えに出して、『孟子』尽心(ジンシン)下 にでています。
孟子曰、聖人百世之師也、伯夷・柳下惠是也。
孟子曰く、聖人は百世の師なり、伯夷(ハクイ)・柳下恵(リュウカケイ)是(こ)れなり。
孟子は云いました、聖人は実に百代にわたって模範となるべき人である。
伯夷・柳下恵がそうだ。
故聞伯夷之風者、頑夫廉、懦夫有立志。
故に伯夷の風を聞く者は、頑夫(ガンプ)も廉(レン)に、懦夫(ダフ)も志を立つる有り。
ゆえに、伯夷の話を聞いた人は、強欲な者も清廉な人となり、
意気地なしでも発奮して志を立てるようになる。
聞柳下惠之風者、薄夫敦、鄙夫寛。
柳下恵の風を聞く者は、薄夫(ハクフ)も敦(あつ)く、鄙夫(ヒフ)も寛(カン)なり。
また、柳下恵の話を聞いた人は、軽薄な人も感化され篤実な人となり
心のせまい人も寛大な人になる。
奮乎百世之上、百世之下、聞者莫不興起也。
百世の上(かみ)に奮(ふる)ひて、百世の下(しも)、聞く者興起せざるはなきなり。
百代前に奮起した人物の話を聞いて、百代後の人間で奮い立たない者がいないという。
非聖人而能若是乎。
聖人に非ずして、能く是(かく)の如くならんや。
聖人でなければ、このようなことはできないだろう。
而況於親炙之者乎。
而(しか)るを況(いわ)んや、これに親炙(シンシャ)する者に於いてをや。
ましてや、当時親しく接して教化を受けた人々に至っては、なおさら発奮したに違いない。
明治38年(1905年)の今日(6月30日)、アインシュタインが、
相対性理論の最初の論文となる「運動物体の電気力学について」を発表したことに由来して
「アインシュタイン記念日」が制定されました。
6月30日でちょうど1年の折り返しになるこの日、「夏越(なごし)の祓(はらえ)」という神事があります。
この半年のけがれを落とし、あと半年の無病息災を祈るものとしてだそうです。
でも、6月30日は181日目ですから、7月2日が本当の折り返し日です。うるさいことを言いますと。