孔子・孟子の残した教えをいいます。儒学のことを言います。
【鄒】は孟子の生地で、今の山東省鄒県。戦国時代に【鄒】と改めました、それ以前は「邾:チュ」の國。
【魯】は孔子の生地で、今の山東省の曲阜を中心とした地域です。
【遺風】は、後世に残された古人の教えです。
同義の四字熟語としまして【鄒魯之學】があります。
『荘子』の最後の篇である「天下篇」に【鄒魯】がでています。「天下篇」は一種の哲学史的な著作と言われています。
其明而在數度者、
其の明らかにして數度に在る者は、
万事を明らかにして、制度を守っていく者としては、
舊法世傳之史尚多有之。
舊法世傳の史、尚お多くこれあり。
法に従って伝えていく官吏がまだ沢山いる。
其在於詩書禮樂者、
其の詩書禮樂に在る者は、
また『詩』『書』『礼』『楽』の経典を守るものとしては
鄒魯之士、搢紳先生、多能明之。
鄒魯の士、搢紳先生、多く能くこれを明らかにす。
鄒や魯のあたりの士人やいかめしい礼服をつけた先生方で、
それを明らかにできる人々がたくさんいる。
昭和20年(1945年)6月7日は、西田 幾多郎(にしだ きたろう)の命日です。
西田 幾多郎は、日本を代表する哲学者。京都大学教授、名誉教授。京都学派の創始者です。
『善の研究』の著者です。