夏にあらわれる入道雲が、珍しい形になって峰に連なっている様子を表現した四字熟語です。
陶 淵明(トウエンメイ:365年~ 427年)の詩「四時:シイジ」にでている言葉です。
ただ、この詩は顧凱之(コガイシ:345?-406)の長編古詩「神情詩」にも在ります。
ですからどちらかが、どちらかの詩を借用、悪く言えば盗作したのではないでしょうか。
春水滿四澤
春水四沢に満ち
春の水が四方の沢に満ち
夏雲多奇峰
夏雲奇峰に多し
夏の雲が高い峰にかかり
秋月揚明暉
秋月明暉を揚げ
秋の月が明るく輝き
冬嶺秀孤松
冬嶺孤松秀でたり
冬の嶺に松が一本たっている
5月6日~5月20日は立夏です。
今日から立秋の前日(8月7日)までが夏です。