【天宇】は、天下、世界のことです。
【地廬】は、地下に設けられた暖炉と言う意味から、大地のことです。
【天宇地廬】は、天と地、この世の意味です。
『文選』魏都(ギトの)賦(フ)に、【天も地も揺れ動かんばかりである】という表現ででています。
冠韶夏、
韶夏(ショウカ)を冠(カン)とし、
(舜の)韶と(禹の)夏が先に奏でられ、
冒英莖。
英莖(エイケイ)を冒(おほ)ふ。
(帝嚳(テイコク)の六)英と(顓頊(センギョク)の五)莖が続いた。
傮響起、疑震霆。
傮響(ソウキョウ)起こりて、震霆(ライテイ)かと疑ふ。
激しい響きを聞けば、雷鳴ではないかと思い、
天宇駭、地廬驚。
天宇(テンウ)駭(おどろ)き、地廬(チロ)驚く。
天も地も揺れ動かんばかりである。
億若大帝之所興作、
億(おも)ふに大帝の興作(コウサク)せる所、
昔、天帝が制作し、
二嬴之所曾聆。
二嬴(ニエイ)の曾(かっ)て聆(き)きし所の若し。
趙簡子(チョウカンシ)と蓁の繆公(ボクコウ)に聞かせたという楽曲も、このようなもので
あったろう。
昭和20年(1945年)4月25日、連合国50カ国がサンフランシスコに集まり、国際連合憲章が採択されました。