才能と美貌を兼ね備えていることを表わした四字熟語です。
【才】は、表示として立てた目印の木を表わした象形文字です。
意味は、①生まれつき、②はじめ、③わずか、④はかる、などがあります。
年齢を表わす「歳」の代用として【才】を用いることがあります。
【色】は、人+卩 から作られた会意文字です。卩は、跪(ひざまず)く人の形です。人の後ろからまた人が
乗る形で、人が相交わることを表わす字です。【色】は人が相交わるときの感情の高まりから
「いろ」の意味に用いられるようになりました。
【兼備】は、兼ね備える、です。
多くは女性についての褒め言葉として用いられることが多いです。
坪内逍遥の『小説神髄』に
【才色兼備】にして且つ善良なる人物を常に主人公となすを要せず。
の文章があります。
明治34年(1901年) 4月20日 日本初の女子大学である日本女子大学校(現在の日本女子大学)の開校式が行なわれました。
第1回の入学者は、家政学部84、国文学部91、英文学部10、英語予備科37、
高等女学校全学年288、合計510名でした。