一粒の種を蒔けば、それが実って何万倍もの粒になるということから、わずかなものが大きな利益になるたとえです。
また、わずかなものでも粗末にしてはいけないという、戒めの言葉としても使われます。
出家して親を捨てるのは忘恩であるという非難に対して、一切の衆生(シュジョウ)を棄てないという大慈心をおこすことなのだから、これこそ真の報恩であると説いた、『報恩経』が出典となっています。
『報恩経』は『大方便仏(ダイホウベンブツ)報恩経(ホウオンギョウ)』を短くしたのだそうです。
世間求利、莫先耕田者、種一万倍
世間に利を求むるは、田を耕す者に先んずるはなし。一を種えて万倍す。
一粒の籾(もみ)が実って稲穂になると、万倍にもなる。
【一粒万倍日】という日があるんだそうです。今日:4月18日がそうです。
何事を始めるにも良い日とされている日です。特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことによい日といわれています。
でも、借金をしたり、人から物を借りたりすることは、そのための苦労の種が万倍になるのでよくないそうです。
4月は21日、30日も【一粒万倍日】です。
特に21日は大安と重なって更に良い日なりそうです。
宝籤買ってみようかな。