ベンジャミン・フランクリン(1706年1月17日~1790年4月17日)は、アメリカ合衆国の政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者です。
凧を用いた実験で、雷が電気であることを明らかにしたことで知られています。
アメリカ合衆国建国の父の一人として讃えられ、『フランクリン自伝』はアメリカのロング・ベストセラーの一つです。
フランクリンは、人としての道徳的完成を目指して、自らの信念を十三の徳目にまとめました。
それを、毎週、一週間一つの徳目を実行します。年に4回この過程を繰り返したそうです。
因みに、『十三の徳目』は下記の徳目です。
① 飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。
② 益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
③ 物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。
④ なすべきをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。
⑤ 益なきことに金銭を費やすなかれ。浪費するなかれ。
⑥ 時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。
⑦ 詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出ですこともまた然るべし。
⑧ 他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
⑨ 極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
⑩ 身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
⑪ 小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に、平静を失うなかれ。
⑫ 性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これにふけりて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、
または自他の平安ないし、信用を傷つけるがごときこと、あるべからず。
⑬ イエスおよびソクラテスに見習うべし。