【雷(かみなり)乃(すなわち)声(聲:こえ)を発(發:はっ)す】と読みます。
七十二候で3月31日から4月4日をいいます。
立春の初候「東風(はるかぜ)凍(こおり)を解(と)く」を第1候としまして、
今日からの5日間は第12候となります。
第11候が「櫻始めて開く:3月26日~3月30日」でした。
桜の花が開くと、ボチボチ春雷が鳴るようになります。
本来、雷は雨の降るきざしとして、農業などではよしとされますが、「春雷」は歓迎されないそうです。それは作物を傷める雹をもたらすからだと言われています。
七十二候(しちじゅうにこう)は、古代中国で考案されました。
二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のことです。
今 3月21日から4月4日の15日間は「春分」です。
「春分」を、5日ずつに分けまして
3月21日~3月25日を、雀(すずめ)始めて巣(す)くう、といいまして初候です。
3月26日~3月30日を、櫻(さくら)始めて開(ひら)く、といいまして次候です。
3月31日~4月4日を、雷乃声(聲:こえ)を発(發:はっ)す、といいまして末候です。
4月5日からは二十四節季の「清明:4月5日~4月19日」が始まります。
「清明」の初候は「玄鳥(つばめ)至(いた)る」です。
春雷も止んで、ツバメがやってきます。