彼岸(ヒガン)は日本独自のものです。
3月18日 彼岸の入り。
3月21日 彼岸の中日。春分の日。
3月24日 彼岸の明け。
春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、仏教の西方浄土説と関連づけられたと言われています。西に沈む太陽を拝んで、極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりのようです。
彼岸は雑節の一つです。
春分の日・秋分の日を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)あります。
この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼びます。
因みに雑節は
①節分。 2月3日でした。
②彼岸。 今年は3月21日です。
③社日。 今年は3月23日です。
④八十八夜。 今年は5月2日です。
⑤入梅。 今年は6月11日頃です。
⑥半夏生。 今年は7月2日です。
⑦土用。春土用:4月17日~5月5日。夏土用:7月20日~8月7日。秋土用:10月21日~11月7日。
⑧二百十日。 今年は9月1日です。
⑨二百二十日。 今年は9月11日です。
をいいます。
中日には先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とも言われています。
「六波羅蜜」と言いますのは
① 人のために何か善いことをする。 布施:ふせ
② 人間らしく生活すること。 持戒:じかい
③ 悲しいことがあっても、落ち込まないこと。 忍辱: にんにく
④ 最善をつくして努力すること。 精進: しょうじん
⑤ 心を落ち着けて動揺しないこと。 禅定 :ぜんじょう
⑥ 真実の認識力を得ること。 智慧 :ちえ
だそうです。