悩み苦しみながら、努力することを表わした四字熟語です。
【艱苦:カンク】は、つらく苦しい思いの四字熟語【艱難辛苦:カンナンシンク】を縮めた言葉です。
【奮闘:フントウ】は、力を奮(ふる)って闘うことを表わします。
【艱苦奮闘】は困難な状況の中で力を出し合って努力することを意味します。
【艱】は、菫(ひでりの意味)+艮(音符号)の形声文字です。意味はなやむ、くるしむ です。
【苦】は、艹+古(音符号)の形声文字です。原義は、にがな(苦菜)。くるしい、くるしむ、の意味に
なりました。
【奮】は、衣+隹+田 から作られた会意文字です。ふる・う、はばたく、いかるの意味があります。
【闘】は、もと【鬪】の形で、鬥(たたかいがまえ)が部首でしたが常用漢字で門(もんがまえ)にして
しまいました。字源を無視したいけないやり方です。さらに「たたか・う」の正字は【鬭】です。
鬥+斲です。
【奮闘】は、ふるいたってたたかう、奮戦の意味です。
平成23年(2011年)3月11日14時46分に、宮城県沖の海底を震源とした東日本大震災が発生しました。
地震の規模はモーメントマグニチュード9.0。発生時点において日本周辺における観測史上最大の地震でした。
それに伴って千年に一度とまで言われる大津波がおこりました。
また、この震災が引き金となって福島第一原子力発電所のメルトダウン事故が発生しました。
いまだにおさまらない余震。いつ終わるともしれない廃炉事業。
福島の復興、東北の復興はまだまだです。
【艱苦奮闘】は、いつまで ・・・・・・・ 。