【花は紅(くれない)柳は緑】と訓読みされまして、春の景色の美しいことを言います。また、自然のままで、少しも人の手を加えていない美しさのことも言います。
【柳緑花紅:リュウリョクカコウ】ともいいます。
自然の美しさを詠った詩句として『五灯会元:ゴトウエゲン』にでています
偈(ゲ:仏をほめたたえた文章)に曰く
偈にいうように
秋至れば、山寒く水冷ややかに
秋になれば、山は寒くなり、川の水は冷たくなる
春来たれば、柳は緑花は紅
春が来ると、柳は緑に花は紅になる
一点動きて万変随ひ
瞬く間に、春一色
江村煙雨濛濛たり
川沿いの村、濛々とけぶる雨
復興はまだまだですが、四季は廻り廻ってはや四年。