春になっても寒さが残り、春風が肌にうすら寒く感じられるようすを言ってます。
【料:リョウ】は、米+斗 から作られた会意文字です。部首は「斗」です。
「斗」は柄のついたますの象形です。米をマスではかることから、【料】は①はかる。②はかり。
③たね。④給与。⑤えさ⑥なでる、などの意味があります。
【峭:ショウ】は、山+肖 から作られた形声文字です。部首は「山」です。意味は①けわしい。②きびしい。
熟語としての【料峭】は、発音が「リョウショウ」で、語尾がどちらも「ウ」であることから畳韻の擬態語と言われています。春の風の肌寒いことを形容してます。
【春風】、【料峭】ともに春の季語です。
春風や闘志いだきて丘に立つ 高浜虚子
料峭のこぼれ松葉を焚きくれし 西村和子
【春風料峭】と同義の四字熟語に【春寒料峭:シュンカンリョウショウ】(今日の四字熟語 No.115)が
あります。