【青天白日】は、青く晴れわたった空に、太陽が光り輝くようすをいいます。このことから、
明明白白で、包み隠す必要が何もないことを表わして、心が潔白でうしろめたいことがないこと、
無実の罪を負った人が無罪放免となった時などに使われます。
韓愈(カンユ)の『崔群(サイグン)に与(あた)ふるの書』の一節に【青天白日】がでています。
鳳凰芝草は、賢愚皆以って美瑞と為す。
めずらしい鳥、草は、美しい玉となり
【青天白日】は、奴隷も亦たその清明を知る。
青天白日は、全て人の知るところ。
また朱熹の『朱子全書』にも、【青天白日】の四字熟語で孟子を賛美している部分があります。
孟子の若きは、則ち青天白日の如く、
孟子は、青天白日のように
垢(あか)の洗う可き無く、瘢(きず)の索(もと)む可き無し。
汚れもなく、欠点もない