心を砕いて苦労を重ねることを表わした四字熟語です。
【苦】は、食べるとにがい「にがな」を表わす字として作られました。はなはだにがいので
「はなはだ」という副詞で用いられ、「くるしい」という意味にもなりました。
【苦心】は、心を苦しめる、苦慮すると言う意味になります。
【惨】は、忄+参(參) から作られた形声文字です。「そこなう」、「いたむ」の意味があります。
【憺】は、忄+詹 から作られた形声文字です。「やすらか」の意味があります。
【惨憺】は「サンタン」と読みまして、「ン」という韻を共通に持つ畳韻の擬態語で
①薄暗い様子
②ものさびしい様子
③いたましく悲しい様子
④心を悩ます様子。苦心する様子
の意味があります。
【苦心惨憺】の場合は④の意味です。
【惨憺】は【惨澹】とも書きます。
類義の四字熟語に
【意匠惨憺:イショウサンタン】 工夫を凝らすのに苦心すること
【粒粒辛苦:リュウリュウシンク】 こつこつと努力や苦労を重ねること。
があります。
テレビ放送記念日
昭和28 (1953)年、NHK東京放送局が日本初のテレビの本放送を開始しました。
昭和28 (1953)年2月1日午後2時、東京・内幸町の東京放送会館から
「JOAK-TV、こちらはNHK東京テレビジョンであります」の第一声が放送されました。
その年の8月には日本テレビ、
昭和29 (1954)年3月にNHK大阪と名古屋、
昭和30 (1955)年4月にラジオ東京(現在の東京放送(TBS))でもテレビ放送が開始されました。