今日の四字熟語・故事成語
今日の四字熟語・故事成語
No.1169 【晦日正月】 みそかしょうがつ
【晦日(みそか)正月(しょうがつ)】と訓読みされまして、正月の晦日(31日)のことで、今日のことです。
『みそか』は『三(み)十(そ)日(か)』のことで30番目の日という意味でしたが、その後変化しまして月の最後の日を言うようになりました。
十五日は満月で明々とした夜ですが、三十日は月の見えない暗い夜となります。「くらい」を表わす【晦】の字を用いて【晦日】が三十日を表わす言葉となりました。
有り得ないことの例えに『晦日に月が出る』という諺があります。この諺を取り入れた俗謡に
女郎の誠と、卵の四角、あれば晦日に月も出る。
正月の最後の日、1月31日を【「晦日正月】と言いまして、地方によっては正月の晦日に御餅をついて神様にお供えしたり、また松の内に年始回りに行けなかった親戚を訪問したりもするそうです。
八重樫 一 (やえがし・はじめ)
『今週の名言』と『今日の四字熟語・故事成語』を担当させて頂くにあたりまして
【プロフィルと自己紹介】
・1943年3月1日生まれ、北海道大学工学部卒業
・2001年に漢字検定1級合格。以来、
・2014年の検定まで30回合格
・2014年 漢字教育士 資格取得。
白川静記念/東洋文字文化研究所認定
・2019年 論語指導士 資格取得
論語教育普及機構認定
・福島県漢字同好会会長
・NHK文化センター郡山教室「知ってなっとく漢字塾」講師
・福島中央テレビ/ゴジてれChuの「知ってイイ漢字」出演中
・福島民報 『漢字のじかん』コラム連載中
・女性のための生活情報紙「リビング郡山」の
「か・ん・じ(漢字)」コラム連載中
・趣味は、中国古典(論語、史記、諸子百家など)、写真、俳句、純米酒