【水沢(みずさわ)腹(あつ)く堅(かた)し】と訓読みしまして、厳しい寒さで沢の水も堅く凍ってしまう様子を表わしています。
七十二候の第71候をいいます。
1月20日から2月3日は二十四節季の最後:大寒です。一番寒い時期です。大寒を過ぎますと立春です。
大寒の中に七十二候の70、71、72がきています。
70候 1月20日~1月24日 款冬(ふきのとう)華(はな)さく
71候 1月25日~1月29日 水沢(みずさわ)腹(あつ)く堅(かた)し
72候 1月30日~2月3日 鶏(にわとり)始めてとやにつく
最低気温の記録が出るのもこのころです。
日本の最低気温-41℃は、この時期に明治35年(1902年)旭川で記録されました。
寒さは厳しいですが、春はもうすぐそばです。
ワカサギの天麩羅で、熱燗、この時期ならではのささやかな贅沢。