男女が楽しげに語り合うようすを表わした畳韻の擬態語を二つ重ねた四字熟語です。
【喋】は、口が部首です。右側の部分が音を表わします。訓読みは「喋(しゃべ)る」です。
【喋喋】は、【喋】が二字重なって「淀みなく喋る」ことを表わします。
漢書の張釈之伝に
豈(あ)に此の嗇夫(ショウフ:下級役人)の、喋喋として利口捷給(ショウキュウ:応対が上手)なるに
效(なら)はんや。
【喃】は、口が部首です。右側の部分が音を表わします。意味は「くどくどしゃべる」です。
熟語としまして『喃語』がありまして、①くどくどと語ること②男女がむつまじくささやきかたること③乳児の言葉にならない発声。の意味があります。
【喃喃】は、低い声でくどくどという、と言う意味です。
【喋々喃々】と、四字熟語での使用例がなかなか見つかりませんでした。
男女が親しそうにしゃべり合っている様子を強調する四字熟語であることに間違いはありません