さあ、やるぞ。と始めた計画も続きせず途中でやめてしまうことを揶揄した言葉です。
論語20篇を読破しようとしたのですが、飽きてきて第6篇の【雍也:ヨウヤ】あたりで止めてしまうことを
【雍也論語】と言います。
第5篇で止めてしまうと【公冶長(コウヤチョウ)論語】と言われます。
『春秋』の注釈書に『春秋左氏伝』というのがあります。隠公から始まりまして哀公までの12代の歴史を解説した書物です。
こちらは詠み始めると、すぐ飽きてしまうんでしょうか、【隠公左伝】の言葉があります。
一方わが日本でも、似たようなことが言われています。
源氏物語は54帖のうちの12帖『須磨の巻』まで読まれるようで、『須磨源氏』といわれます。
さらに【隠公左伝】と同じく、読みだした途端に止めてしまう【桐壷源氏】というのも有ります。
いずれも『三日坊主』のことです。