この世の中にある諸々は、あれこれの違いをこえて、見るならば皆同じである。
『荘子』の齊物論にあるものの見方、考え方です。
現実の指によって、その指が眞の指(概念としての指)でないことを説明するのは、
現実の指ではないものによってそのことを説明するのに及ばない。
現実の馬によって、その馬が眞の馬(概念としての馬)でないことを説明するのは、
現実の馬ではないものによってそのことを説明するのに及ばない。
(現実の指や馬にとらわれていたのでは、現実を超えたものは明らかに出来ない)
天地も一本の指であり、万物も一頭の馬である(と理解すればよいのだ)。、
荘子の齊物論は『物を斉(ひと)しくする論』の意味で、いろいろの差別観を超えて、万物は斉しいと言うものです。荘子の哲学の根幹をなす考え方です。
「クリスマス・イブ」というのは、24日の日没から真夜中までを言うそうです。