12月22日は冬至です。今年の冬至は、19年に一度の特別な巡り合わせによる冬至です。
古代は、冬至を1年の始まりとしていました。そうしまして尚且つその冬至の日が、新月(お月さんは見えません)に中ると言うのが、【朔旦冬至】です。今日です。
【朔】というのは「ついたち」のことです。【旦】は「あさ」です。ですから【朔旦】は、「ついたちのあさ」です。
参考までに、1月1日を元日といい、その朝、ということで『元旦』となります。
「冬至」は、一年の中で昼が最も短い日で、次の日からだんだん日が長くなっていきます。
極限まで弱くなった太陽が次の日から復活するということで、目出度い目出たいとなります。
「新月」は、これから満月に向かって満ちていくことから、月の復活を意味します。
太陽の復活と月の復活が同時にスタートする日は、19年ごとにやってきます。
たまたま、2014年12月22日の今日ということになりました。
古代は、中国も日本もこの日は儀式がおこなわれたそうです。
日本では桓武天皇の784年に初めて儀式が行われました。
1768年の光格天皇の時に【朔旦冬至】の儀式が行われたのが最後でした。
次の1870年の【朔旦冬至】の際に明治政府は古い習慣として、以後、儀式は行わないことになりました。