身体は別々であっても、心は一つに固く結ばれているということを表わした四字熟語です。
身体は別々でも、心は一つということから、夫婦の関係について用いられることが多いです。
類義の四字熟語に【一心同体】があります。夫婦は【一心同体】、などと使われます。
「夫婦で同じことを感じ、考えること」ではあるのですが、
ドイツの劇作家グラッペの『女は深く見るが、男は遠くを見る』にありますように、お互い補完し合いながらの【一心同体】はどうでしょう。
日蓮上人は夫婦の話ではなく【異体同心】を説いています。
【異体同心】なれば萬事を成(ジョウ)じ、【同体異心】なれば諸事叶う事なしと申す事は、
外典三千餘巻(ゲテンサンゼンヨカン)に定まりて候。
殷の紂王(チュウオウ)は七十萬騎なれども、【同体異心】なればいくさにまけぬ。
周の武王は八百人なれども、【異体同心】なればかちぬ。
日蓮が一類は【異体同心】なれば、人々すくなく候へども大事を成じて、
一定法華経ひろまりなんと覚へ候。悪は多けれども一善にかつ事なし
平成7年 (1995年)に『妻の日』が制定されました。
1年の最後の月である12月に、1年間の労をねぎらい妻に感謝する日ということで制定されました。