小さな画面に万里にも渡る大きな風景を描くことを言います。
詩や絵画など限られたスペースで表現しながら、その中には広くて深い世界が描かれているということです。
【咫】は、長さの単位で、周の時代は八寸。
【尺】は、長さの単位で、周の時代は十寸。
【咫尺を弁ぜず】という言葉があります。意味は、一寸先も見分けがつかない真っ暗闇を言います。
【咫尺万里】は、『南史:南朝の宋・齊・梁・陳の歴史』齊武帝諸子伝に記載があります。
幼にして学を好み、文才有り。
幼い時から学問に励み、文才豊かであった
書を能(よ)くし画を善(よ)くす。
書画に巧みであった
扇上に於いて山水を図するに、
扇に描いた山水は
便(すなは)ち万里遙かなるを覚ゆ。
万里の彼方をも彷彿とさせるものがあった
明治29年(1896年)の11月25日に日本で初めて映画が一般公開されました。
それを記念して制定されたのが『映画の日』です。
ただし日付は区切りのよい12月1日に変更されました。