緩(ゆる)やかに歌い、慢(ゆる)やかに舞うことを表わした四字熟語です。
『長恨歌』の一節として【緩歌慢舞】が詠われています。
『長恨歌』は120句からなる白居易の詩です。
27 驪宮高處入青雲
驪宮(リキュウ)の高き処は青雲に入り
驪山の離宮は高々と青空入る勢いである。
28仙樂風飄處處聞
仙楽は風に飄(ただ)よって処処に聞こゆ
仙人の音楽が風に乗ってあちこちに聞こえていた。
29緩歌慢舞凝絲竹
緩歌(カンカ)慢舞(マンブ)糸竹を凝らし
ゆるやかな歌や踊り、のびやかな笛や琴の調べ、
30盡日君王看不足
尽日 君王 看れども足らず
一日中楽しんでも王は 飽きることがなかった。
明治27年(1894年)の11月24日は、宮内省式部職付属音楽学校(東京音楽学校)奏楽堂で初めてオペラ「ファウスト」が上演されました。
これを記念してオペラ愛好家が『オペラ記念日』として制定したそうです。