おごりたかぶって人を見下し、礼儀に欠けた態度を取ることです。謙虚の裏返しです。
【傲】は、「人+敖」からできた形声文字です。「敖」が音を表すのですが、この字は
「土(長髪)+方(死者)+攴(打つ)」で構成されていまして、呪いを祓う儀式を
表現する字として作られました。人と結びついて、呪霊をもって人に威圧的に
なるという意味になり、「おごる」ことを表します。
【慢】は、「忄+曼」からできた形声文字です。曼にはのびる、ひろがるの意味があります。
【慢】は、心がのびてたるむということから「おこたる」という意味になります。
【傲慢】は、おごりたかぶって、人を侮ることを表わします。
【無礼】は、礼儀を知らないことを言います。これは質(たち)が悪い。礼儀そのものを知らないからです。
【失礼】は、礼儀を知っているが、そのときは礼に外れた行為をしてしまった。これが【失礼】です。
国を代表する者が顔を合わせる場面で、あれは無い。
【傲慢】で【無礼】な態度をするのは、後ろめたさを隠す場合にとる態度でもあるそうです。
なるほど、よく分かります。
相変わらず珊瑚泥棒が小笠原周辺にきています。