話が長くて、くどい様子を言います。
又、中身の無い話が、延々と繰り返されることにも使われます。
【縷縷綿綿】そのものの出典は見つかりませんでしたが、【縷縷】、【綿綿】を記載します。
【縷】は、糸+婁 から作られた形声文字です。
「婁」は、婦人の髪をたばねて重ねた形を文字化したものです。
【縷】は、細長く続く糸のことを言います。
余韻嫋嫋として、絶えざること縷(ル)の如し。「蘇軾。前赤壁賦」
余韻は細く長く続き、糸筋のようにとぎれない。
【縷縷】は、① 糸のように細く長く続く様子。
② こまごまと述べる様子。
③ 細かいようす
【綿】は、糸+帛から作られた形声文字です。
[糸」は、つなぐの意味があります。「帛」は白ぎぬの意味です。
【綿】は、白ぎぬを作るときにつながってできる、まわたの意味になります。
【綿綿】は、長く続いて絶えないさまをいいます。
『長恨歌』の最後の二句です。【綿綿】と述べられています。
天長地久有時尽
天長地久時有りて尽くるも
天地は長久であるとは言え、尽きる時が来るが、
此恨綿綿無絶期
此の恨みは綿綿として絶ゆる期(とき)無からん
この切ない恋は、いついつまでも絶えるときはないであろう
政治と金の悪弊は、古今東西【綿綿】として絶えるとき無からん。
ばれたら、ばれたで【縷縷綿綿】。