【猿猴月を取る】と訓読みされまして
自分の地位や、大したことのない能力を過信して、欲を出し身を滅ぼすことを象徴的に表わした言葉です。
「猿猴」は動物の猿のことです。
『僧祇律:ソウギリツ』巻七に出ている故事です。
インドに500匹のアカゲザルがいました。
井戸をのぞいて、ビックリ。
「お月様が沈んでる」
猿の大将は一大事と仲間に呼び掛けました。
「お月様が井戸に落っこちたぞ。 これじゃ世の中、真っ暗闇になっちまう。
おいらは木の枝につかまるから、おまえはおいらのしっぽにつかまれ。
そうやってみんなでどんどんつながりゃ、お月様を引き揚げられるだろう。」
けれども木の枝は重みに耐えかねて折れてしまい、猿たちは、1匹残らず井戸の中へ落ちてしまいました。
現政権大丈夫でしょうか。
「1匹残らず井戸の中へ落ちてしまいました」とならなければいいのですが。
前回のこともありますので。
こころから心配してます。