天地と春夏秋冬のことをいった四字熟語です。四時は四季のことです。「四時」はこの場合「シイジ」と読みます。
『書経』というのは堯舜の時代から秦の穆公(B.C.659~B.C.621)までの政治史・教戒を記載した書と言われてます。その中で、堯帝の話として
【読み下し文】
帝(=堯)曰く、ああ汝、義および和(か)、朞(キ)は三百有(また)六旬有(また)六日(=366日)にして、閏月をもって四時を定め、歳(サイ)をなせ。
【意味】
ああ汝、義氏と和氏よ、朞(一年の日数)は三百と六旬(六十日)と六日(=366日)にして、また閏月をたてて、四時(四季)を整えて、一歳(一年)とせよ。
堯がこんな詳しく言ったとも思われません、後世の誰かの作だとしましても、閏月という考え方は古くから有ったんですね。
一年の長さが 365日と約四分の一日なので、四年ごとに一日を加えその年を閏年としています。
わざわざ言うほどではないのですが、法律で定められていてしかも明治時代に制定されたものが今に至っているとなると驚きませんか。しかも神武天皇まで登場してくるのですよ。いまどき。
日本においては、閏年の算定はグレゴリオ暦(西暦)ではなく神武天皇即位元年(西暦紀元前660年)によって行うことが法令(明治31年勅令第90号(閏年ニ関スル件))により定められ、現在もその法律がそのまま使われているらしいのです。
明治三十一年勅令第九十号(閏年ニ関スル件・明治三十一年五月十一日勅令第九十号)の法律らしいのです、それによりますと
1. 神武天皇即位紀元年数(皇紀年数)を4で割って、割り切れる年を閏年とする。
2. ただし1. であっても皇紀年数から660を引いた数を100で割って割り切れる年で、かつその結果が4で割り切れない年は平年とする。
(2012+660)÷4=668 なるほど今年は閏年です。
詳しいことは何処へ問い合わせると良いんでしょうかね。文部科学省?法制局?