人の言動や詩文などの意味が深く含蓄があることを表わした四字熟語です。
朱子学・陽明学の源流の一人で、北宋の程頤(テイイ:1033年~1107年)は十七・八の頃から『論語を読み、文章の意味は理解していたそうです。
朱子の『論語序説』にその辺のことが紹介されています。
頤自十七八讀論語。
頤(イ)、十七八より論語を讀む。
頤、十七八のころより論語を讀み
當時已曉文義。
當時已(すで)に文義を曉(さと)る。
当時すでに文章の意味を理解していた。
讀之愈久、
之を讀むこと愈々久しくして、
読めば読むほど
但覺【意味深長】。
但意味の深長なることを覺(おぼ)ゆ。
深い味わいを覚えた、そうです。
「イミシン」は【意味深長】を語源としています。