【空(クウ)が前にあり、絶(ゼツ)が後にある】という表現で、【今まではなかった、これからもどうだろう】と言う意味になります。
『宣和画譜:センナガフ』という北宋の徽宗朝(1100年~1125年)の絵画目録のなかで、
絵画の才能に優れた『顧愷之:コガイシ』、
山水画、仏像画に長じていた『張僧繇:チョウソウヨウ』、
絵を画くことも書も両方に秀でた『呉道子:ゴドウシ』の三人を
【空前】、【絶後】、【空前絶後】の主旨で表現されているのが見えます。
【空前】の意味で、 顧愷之は前に冠たり、
顧愷之以前では最高
【絶後】の意味で、 張僧繇は後を絶つ、
張僧繇以降では比べるものが無い
【空前絶後】の意味で 而して呉道子は兼ねて之を有す
呉道子はこれらを兼ね備えて偉大
同義の四字熟語には次のような言葉があります。
【前代未聞】、
【先代未聞】、
【破天荒解:今日の四字熟語 No. 716 http://www.fukushima-net.com/sites/meigen/850】
9月9日は、陽数の極である9が重なることから「重陽」と呼ばれ、
昔の五節句の一つである『重陽の節句(菊の節句)』です。
陽の極が2つ重なることからたいへんめでたい日とされていました。
菊の花をかざって酒を酌み交わして祝ったようです。
お膳立ては揃いました。負けないでください。