同じ志を持った友人が遠くから訪ねてくることを表わした四字熟語です。
一般的に、遠く離れている友人と久しぶりに会った時にも使います。
【朋:ホウ】は、この場合、師を同じくする学友、同門の友をいいます
『論語』學而篇にある言葉です。
子曰、學而時習之、不亦説乎。
子曰く、学(まな)びて時に之(これ)を習う、亦(また)説(よろこ)ばしからずや。
孔子が言いました。
学んだことを繰り返し実践していくのは、嬉しいことだ。
有朋自遠方来、不亦樂乎。
朋、遠方より来(きた)る有り、亦楽しからずや。
志を同じくする友が遠方からたずねて来て語り合う。楽しいことではないか
人不知而不慍、不亦君子乎。
人知らずして慍(いか)らず、亦君子ならずや。
世間に認められようが認められまいが、そんなことは気にせず、研鑽に励む。
これが立派な大人のやることよ。
『論語』は一生に一度、目を通して置いた方がよい書物と思います。
その中で、「君子」、「小人」と言う言葉がよく出てきます。
「君子」は、立派な大人
「小人」は、だめな大人
として読んでいきますと、よりよく『論語』が身近な書物として理解できると思います。