いずれの主義や党派に偏ることなく、公平・中立の立場を貫くことを表す四字熟語です。
【不偏不党:今日四字。No.241 http://www.fukushima-net.com/sites/meigen/291】と同義です。
いずれにしましても【無偏無党】、【不偏不党】、が日常当たり前に行なわれていましたなら、こと新たに、取り上げる必要はないはずです。
二千年以上の昔から 【無偏無党】、【不偏不党】、は徹底されていなかったのではないでしょうか。
【無偏無党】は『書經』洪範(コウハン)篇を出典としています。
無偏無黨、王道蕩蕩。
偏(ヘン)無(な)く 黨(トウ)無(な)く、王道(オウドウ)蕩蕩(トウトウ)たり。
かたよりもなく党派もなくて、王道は蕩蕩(平らか)である。
無黨無偏、王道平平
黨(トウ)無(な)く 偏(ヘン)無(な)く、王道(オウドウ)平平(ヘイヘイ)たり。
党派もなくかたよりもなくて、王道は平平(平らか)である。
【不偏不党】は、『呂氏春秋』士容篇を出典としています。
士不偏不黨。
士は偏(ヘン)せず黨(トウ)せず。
かたよることなく、むらがることなく。
柔而堅,虚而實。
柔(ジュウ)にして堅(ケン)、虚(キョ)にして實(ジツ)。
優しくてしっかりし、虚しく見えて満ち足りている。
昭和28年 (1953年)の8月28日
日本テレビが民間放送として国内で初のテレビ放送を開始しました。
【無党無偏】は、報道なさる方々の基本理念の一つと言われています。