【小人は財に殉(ジュン)ず】と訓読みされまして、小人は財貨のために身を亡ぼすということを表した四字熟語です。
五千年の歴史と、広い土地と、13億の優秀な人達が暮す国があります。
その国に『荘子』という本があります。今から2300年ほど前に編纂されたとも伝えられています。
『荘子』盜跖(トウセキ)篇第二十九に【小人殉財】が四字熟語として記載があります。
因みに、盜跖は大泥棒の名前です。
小人殉財、君子殉名、
小人は財に殉じ、君子は名に殉ず。
小人は財貨のために身を亡ぼし、君子は名のために身を犠牲にする。
其所以変其情、易其性、則異矣、
其れ其の情を変じて其の性を易(か)うる所以(ゆえん)は則ち異なれり。
その自然な人情を改めて本性を取りかえるやり方は、(小人と君子とで)それぞれに
違っているが、
乃至於棄其所為、而殉其所不為、則一也、
乃(され)ど其の為すべきを棄てて、其の為さざるべきに殉じるに至りては、則ち一なり。
しかしその本来なすべきことを捨てて、しなくともよいことに身をすり減らしている点では
同じことだ。
最近、優秀な人達が暮す国で、石油閥の実力者である周ナントカさんを汚職で捜査していることが公式に発表されました。
汚職や賄賂の横行は日常茶飯事、と伺ってますので特に驚きはしませんが、その金額はすごいですね。
同じ時期に、日本では過去の話として、電力会社が歴代の首相にお金を渡していたというニュースが
ありました。
今はどうなんでしょう。
原発再稼働を急いでやろうとしている。 ということは ・・・・・・・。