内心は気が弱いのに、外見は強そうに見えることを表わした四字熟語です。
本当は気が弱いのに、外に現れる態度が強気なことです。
『易経』の丕卦(ヒカ)彖傳(タンデン)にある四字熟語です。
内陰而外陽、
内は陰にして外は陽、
内側の陰氣が盛んになり、外側の陽氣が衰退する。
内柔而外剛、
内は柔にして外は剛、
内面は柔弱なのに外面は剛健。
内小人而外君子。
内は小人にして外は君子。
(朝廷)内は小人が独占し、君子は閑職に追いやられる
小人道長、君子道消也。
小人の道長じ、君子の道消する也。
小人が日に日に勢いを得、君子が日々後退・消滅するのである
『易経』の中で、否という卦は、君主と臣下の間が隔絶して、天下が治まらなく、国があっても無きに等しい状態を表わす卦だそうです。