国や社会に不安がなく、乱れていないことを表わします。
【安】は、宀+女 から作られた会意文字です。意味は「やすらか」です。
宀は祖先の霊を祭っている廟(みたまや)の屋根の形です。
【安】は、廟の中に女の人が座っている形で、嫁いできた新婦が廟にお参りしている形です。
【寧】は、宀(屋根)+心+皿+丂(物を置く台) とを組み合わせた会意文字です。
意味は「やすらか」です。
【寧】は廟の中で、台上の皿の上に犠牲(いけにえ)の動物の心臓を載せて供える形です。
【安寧】は、心安らかなようすを表わします。
【秩】は、禾+失(音符号)から作られた形声文字です。意味は「つむ」です。
【序】は、广+予(音符号)から作られた形声文字です。意味は「順序、ついで」です。
序は堂の前の東西に廂(ひさし)のある垣の部分で、廊下のような横長の建造物です。
【秩序】は、物事の正しい順序を表わします。
【安寧秩序】の四字熟語は、見当たりませんが【安寧】は『史記』始皇本紀にでています。
天下に異意(イイ)なきは、すなわち安寧の術なり。
【安寧】は天下国家に対して用いられます。